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ライフスキルの大切さ

執筆 : 山梨県障害福祉課 福本康之|カテゴリ : 県担当者から | 2014年07月06日 fukumoto-yasuyuki

ご無沙汰をしております。山梨県障害福祉課 福本です。
総会シーズンが終了し、少しずつですが現場に出れるようになってきました。

今日は山梨の就労支援にとって非常に貴重なアドバイスを頂戴している、
宇都宮大学教育学部の梅永雄二教授のお話を聴きに行ってきました。

私たち山梨県庁と梅永先生の出会いは「県版障害者ジョブコーチ」の講師としてご来県いただいた、平成19年度。
今からもう7年前となりますが、その後、私が県教委の人事担当として異動した際も、
知的に障害がある方の雇用事業+そして実際に同じ職場にお迎えするにあたって、貴重なアドバイスを頂戴してきました。

個人的にはTEACCHプログラム研究会などの席でお会いするのですが、
山梨県庁職員としてはホント久しぶりとなります。

障害福祉課に復帰して、はや3カ月。正直なところ、
山梨の就労支援を今後どうしていこうか、私たちの中でも少し悩みがありました。
上述のジョブコーチ派遣事業を含め、これまでいろんな事業を考えてきたのですが、
当事者を抱える保護者の一人としても、「これでいいのか」という疑問符があったことも事実。

今、福祉・雇用・教育、それぞれの分野で就労支援に関する施策が展開されています。
中ポツは4か所に増え、福祉施設から一般就労への年間移行数も、私が担当していたころと比べると、
数的には3倍になりました。ものすごい進歩です。
一方、すべての方が幸せな職業生活を送られているのか・・・と考えると、?がつきます。

就職数は増えたけれど、離職数も増えている。

なぜ、こうした状況が発生しているのか、その理由を考えてみると・・・
離職の危機に直面している当事者に対する支援が十分ではない。
実はこの「当事者」というのがポイントで、
「当事者」というよりは、「当事者の候補者」と言った方が当たっているのかも知れません。

ものすごく有名な大学、それも大学院まで出た方がなかなか就労できない。
また、このような方が離職した場合、復職するのがものすごく大変。

たしか、以前に担当をしていたころ、SST(ソーシャルスキルトレーニング)の大切さを説いていましたが、
この「S=ソーシャル」以前に、一人の人として自立できるスキルが足りない方が多いことに気がつきました。
そして、こうした課題に在学時ではなく、社会人となって初めて気づかされた方が多いのです。

たとえば、朝起きて出勤。
毎朝おなじみのこの行動パターン、行程を挙げると短時間にいろんなことをしなければなりません。
そして、火の元を確かめるとか、鍵を閉めたかとか、自らの命や財産を守る大切なこともあります。

そして、職場。
言うまでもなく、仕事は決して一人で行うものではなく、何らかの形で人とのつながりがあります。
こうした「コミュニケーション」に属するものは、仕事の場だけではなく、人として生きていくうえで非常に大切です。

また、帰宅後の家事、余暇活動も大切ですね。

こうしたことは「S」というよりは「L」すなわちLIFEということになります。

例えば、「県版障害者ジョブコーチ」の大切な仕事に、この「L」をどう支援していくかがあります。
ジョブコーチという言葉からは、「仕事のテクニックを身に着けさせる」というイメージがありますが、
発案者の私自身、ネーミングを決めるのに「ジョブ・コーチ」とするか「ジョブ・ライフ」とするか、
非常に悩んだ記憶があります。

結果的に、前者の言葉を採択していただいたのですが、支援の実態としては、後者の方が合っているようです。
この5年間、事業を展開してきて、数多くの皆様に支えられ、
この制度は細々ですが皆様のお役にたっているのかな・・と自負しています。

今日の梅永先生の話はこうした私たちの取り組みを励まし、そしてご評価いただいているのかなと思いました。
そして、私たちの活動が「ぶれていない」ことを改めて感じました。

少々、頭を悩ませていた私自身、今日のお話をお聴きする中で、取り組みに自信を持てたような気がします。

この取り組みについては今後、機会を見ながら皆様にもお話していきたいと思います。
どうか、今後とも私たち山梨県の取り組みにご支援とご協力を頂ければ幸いです。

また、つたない文書を最後までお読みいただきありがとうございました。
 

久しぶりに戻ってきました!

執筆 : 山梨県障害福祉課 福本康之|カテゴリ : 県担当者から | 2014年04月01日 fukumoto-yasuyuki

皆様大変ご無沙汰しております。山梨県障害福祉課 福本です。

このたび、4月1日から「古巣」でもある当課に着任しました。
 
4年のブランクを経ての復帰でもありますが、私が席を空けていたこの間、
障害がある方の就労支援を取り巻く環境は大きな変化があったかと思います。
 
今はとりあえず、就労支援を担当していた斉藤に手取り足取り教えてもらいながら、
どのような動きがあったのか、確認をしている最中でもありますが、
「中ポツセンター」が4カ所となり、県内各地を網羅することとなったほか、
就労支援ネットワークも整備され、「はたらく」ことについてサポートする体制は
私が担当者をしていた頃と比較すると格段に成長したことを実感しています。
 
しかし、働きたいと願う当事者の想いがすべて活かされているかというと疑問符があります。
 
例の「アベノミクス」の効果か・・企業等の実質的な賃金が増加したかのような報道がありますが、
少なくとも私自身がいろんな方からお話を聞くかぎり、決して「バラ色」のお話だけではないことを感じています。
 
「働く」ことは生活をしていくための糧を得る「手段」でありますが、
手段だけではなく働くことによって様々な人との出会い、仕事を通じての達成感など、
仕事に携わることによって自分自身を磨き、成長していくための大切な場でもあります。
 
「働く」こと、「働き続ける」こと、このことは決して楽しいことばかりではなく、苦しいこともたくさんあります。
しかし、頑張ることを正しく理解してもらい、この喜びを多くの人と分かち合うことができること、
このために私たちに何ができるのか、何をしなければならないのか・・・
 
私が前回やり残したことはたくさんあり、このなかで解決した課題もあれば、まだ手つかずのものもたくさんあるようです。
就労支援の課題解決は一朝一夕にいかないことは十分理解していますが、
まずは今やらなければならないこと、
中長期的に考えていかなければならないこと、
それぞれの課題の一つ一つについて私自身の任期がどれだけ続くかわかりませんが、
皆様と一緒に考えていきたいと思います。
 
たぶん、皆様にご迷惑をおかけすることも多々あろうかと思いますが、
今後ともどうかご指導とご支援をよろしくお願いします。
 
平成26年4月1日

山梨県福祉保健部障害福祉課 地域生活支援担当 課長補佐 福本 康之
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