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6月11日(土)働いている当事者グループのご報告

執筆 : 森屋直樹|カテゴリ : 就業支援の担当者から | 2011年06月16日 n-moriya

すみよし障がい者就業・生活支援センターの森屋です。

 当センターでは、平成20年7月から、障がいをお持ちの方で障がい者雇用を含めた一般就労をされている方を対象に、毎月第二土曜日11:00から13:00、主にベーカリーカフェ「ぱれっと」を貸し切り、働いている当事者グループを開催しており、6月の開催で通算36回目の開催数を数えました。


雨だけど、みんな来てくれるかなー


今日は貸し切り。。。


ぱれっとのお客様ごめんなさい。森屋が泣いて謝ります。


横の入り口から入ってね

 今月は、6月11日(土)11:00から13:00、ベーカリーカフェ「ぱれっと」において、働いている当事者グループを開催いたしました。今月は、職業生活チェックリスト用紙を活用しての意見交換や「自己実現について」をテーマに年代別にグループに分かれて、話し合いをしました。13名の参加がありました。

 

 職業生活チェックリストを活用した意見交換は、まずチェックリストを記入し、ランダムに2名ずつに分かれ、用紙を交換してお互いの職業生活について話し合いました。



  1回5分程度で3回ほど相手をシャッフルしました。皆さん話が盛り上がり、時間が短いと感じられたようです。もっと話し合いたかったようです。意見として、「相手のことよりも自分の職業生活が見直せた」、「働き続けているが、褒められることが少なく、(相手が)褒めてくれてよかった」などがありました。思いのほか盛り上がってしまいまして、疲れたと言われる方はいませんでしたが、エネルギーが必要なので、来月はかたちを変えて実施してみようと思います。今月記入したものと来月記入したものを見比べて、自身の職業生活のチェックができたらいいなと思っています。

 「自己実現について」をテーマにグループに分かれて話し合いをしました。ここでいう自己実現とは、「自分が将来どのようになりたいかと思うこと」と定義しました。メンバーの提案で、年代別に別れ、20代、30代、40代の3つのグループができました。

 それぞれのグループで進行役を決め、20分ほど話し合いました。話し合いの後には、意見をまとめて、発表しました。20代の意見は、「まわりを見ながら、自己実現が叶えられるように会社や社会の一員となることが当面の目標である」、30代の意見は、「仕事や活動は目標の土台であり、結婚等もしたく活動をしていくが、現状維持が大切」、40代の意見は、「仕事のみでは自己実現は叶えられないので、仕事以外の活動も合わせて自己実現を考えていく」とまとめられました。それぞれの年代において、考え方が違い、それぞれに参考になる意見でした。

 

 今月は、盛りだくさんで楽しかったですね。
ご参加いただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました。

次回の開催は平成23年7月9日 土曜日です。チラシはこちら
午前11時から午後1時まで、遅れてきてもOK、早く帰ってもOKの気楽な会です。
興味のある方は、是非参加して下さい。

すみよし 働いている当事者の会 7がつちらし

今後の活動としては、数名が自分の働いている体験談などを簡単にまとめたいとのことで準備していきます。機会があれば、いろんなことに活用できたらいいなとも思っております。
来月は、震災の後に、「仕事やプライベートで社会に役に立っていること」を考える方もおり、テーマにしたいと意見がありました。このことについて少し話し合ってみたいと思います。

今後も会の告知や報告をしていきたいと思います。
 

事例紹介のページ更新しました「洋信産業株式会社様」

執筆 : 森屋直樹|カテゴリ : 就業支援の担当者から | 2011年06月11日 n-moriya

すみよし障がい者就業・生活支援センター森屋です。

 事例紹介のページを更新いたしました。⇒洋信産業株式会社様

 今回の事例は、山梨県で初めての「特例子会社」であり、多くの障がい者が就労し、社会参加を実現してきた事業所です。私を含めた多くの支援者がこの事業所から、就労支援というものを学んでおります。
「特例子会社」とは、障がい者の雇用を目的に、企業が設立する子会社で、「障がいを持つ従業員が5人以上で、全従業員に占める比率が20%以上」などの用件を満たすと、全国各地のハローワークを通じて厚生労働省が設立を承認します。 

 今後もはたらき甲斐のある職場として、障がいのある方だけでなく支援者や障がい者雇用を実践されようとする事業所のためにも、走り続けていただきたい事業所であります。

 協力していただいた事業所の皆さま、ありがとうございました。

 

事例紹介のページ更新しました「小林ゴム様」

執筆 : 森屋直樹|カテゴリ : 就業支援の担当者から | 2011年06月07日 n-moriya

すみよし障がい者就業・生活支援センター森屋です。

事例紹介のページを更新いたしました。⇒小林ゴム様

 この事業所に一般就労している方もいますが、「山梨県精神障害者社会適応訓練事業」の協力事業所として、精神に障がいのある方の就業準備・訓練をする場として活用されています。

 「山梨県精神障害者社会適応訓練事業」は、精神に障がいのある方を一定期間事業所に通わせ、集中力、対人能力、仕事に対する持久力、環境適応能力等の涵養(かんよう、無理をしないでゆっくり養い育てること)を図るための社会適応訓練を行い、再発防止と社会的自立を促進し、社会復帰を図ることを目的としています。

 山梨県の精神科領域では、昭和38年に協力作業所による院外作業療法がはじまり、昭和51年には職親制度として山梨県単独事業として位置づけられ、昭和62年からは「山梨県精神障害者社会適応訓練事業」として存在している歴史ある事業です。精神科領域では、この事業と並行して、共同住居(現在のグループホーム)事業も立ち上がってきた歴史があり、日頃私たちが実践している「就業と生活の両側面からの支援」のルーツであるといえます。

 私自身も精神障がいのある方の社会資源として、数多くのケースとともに関わってきた事業でもあります。スピリットのある協力事業所と医療機関・福祉機関の相談員が関わり、多くの利用者の社会参加を実現してきました。

 これまでご尽力いただいた関係機関の皆さま方に感謝していきたいと思います。
今後もはたらき甲斐を求める障がいのある方のために、この事業と協力事業所の発展を支えていきたいと思います。

協力していただいた事業所の皆さま、ありがとうございました。
 

事例紹介のページ更新しました「ラ・クール様」

執筆 : 森屋直樹|カテゴリ : 就業支援の担当者から | 2011年06月03日 n-moriya

すみよし障がい者就業・生活支援センターの森屋です。

前回コラムで予告していました事例紹介のページを更新いたしました。
 
今回の事業所は、「レストラン ラ・クール」です。事例紹介はこちら
 
CSR(シー・エス・アール)という言葉があり、Corporate Social Responsibility の略で、企業の社会的責任の意味で訳されます。企業の社会的責任とは、利益を追求するだけでなく、企業が社会へ与える影響に責任を持ち、社会全体からの要求に対して適切な意思決定をすることです。企業の社会的な責任は、企業が地域から信頼を得ることでもあり、持続可能な社会を目指すためには、不可欠な要素です。
少し難しいことを書きましたが、事例紹介のページに掲載するのは、CSRを果たし、地域に密着したスピリットのある(信念のある)方々の実践報告です。
 
社会で働く障がいを持たれている方と雇い入れている企業の取り組みをご覧下さい。
 
ご協力いただいた事業所の皆さま、ありがとうございました。
10年後もこの場所でお会いしましょう。

はたらき続ける秘訣と平成23年5月28日(土)開催された「精神科治療懇話会」のお話し

執筆 : 森屋直樹|カテゴリ : 就業支援の担当者から | 2011年05月30日 n-moriya

すみよし障がい者就業・生活支援センターの森屋です。

今回は、はたらき続ける秘訣のお話しからします。
 
 就業生活の相談で、精神に障がいのある方だけでなく、あらゆる分野の方から、「最近、うつっぽいのだけれど、どうしたらよいだろうか」との問い合わせがあります。

 私たちは相談の中で生活状況を伺い、医療機関へのつなぎから生活上のアドバイスまで、個別の最善の解決方法を考えていきます。しかし、相談だけでは聞き取れない部分も多いため、自分自身で簡単に生活状況を把握し、生活の変化や病状の変化を自己管理できるツールが必要であり、そのツールが有効であると思っていました。
 自分自身でノートに作っておられる方もいましたが、誰かが作ってくれないかなぁと思っていました。

 5月28日に、仁大クリニック院長・奥山真司先生のご講演があり、講演中「社会行動リズム表」の話があり、講演後の意見交換会の中で詳しくお話を伺えました。
 「社会行動リズム表」は、先生考案のiPadの無料アプリケーションで、いまアプリケーション人気ランキング20位くらいだそうです。
 
社会行動リズム表 
もっと詳しく大きな画面で見たい方はこちらへ
 
 自分の睡眠や食事、日常の行動を記入して健康をモニタリング(評価)できものです。楽しみながら行え、体調不良の原因の発見や予防にもつながるものです。共通して言えるのは、アルコールの乱用や運動不足などが睡眠不足につながり、はたらきすぎやメリハリのない生活になってしまうので、気をつけていかなくてはいけないということです。このアプリケーションはiPadを持っていなくてはいけませんが、よいツールだと思います。
 
 はたらき続けるための秘訣は生活リズムの把握と調整です。生活リズムの把握と調整は、障がいに関わらず全ての人に有用ですし、はたらき続けるために必要な情報だと思いコラムにしてみました。
 
 ここからは、前述した奥山先生の講演会のお話しです。
 
 平成23年5月28日18:30から20:30、アーバンヴィラ古名屋ホテル『ホアヒン』において、甲斐うつとリワーク連絡会と日本イーライリリー株式会社が共催し「精神科治療懇話会」が開催されました。山梨厚生病院の小澤政司先生が座長を務め、一般公演として山梨厚生病院精神科デイケア室の柿崎崇先生の『デイケアにおける就業支援』、響ストレスケア院長の大橋昌資先生の『ジプレキサザイディスを用いて復職に至った2症例』がありました。ナカポツセンターと連携している精神科デイケアとクリニックですが、その中でも先生方は山梨県でも積極的に就業支援を行っている機関で、興味深い発表でした。
 
 特別講演として仁大クリニック院長/藤田保健衛生大学精神科学客員教授の奥山真司先生の『リワークの深化と可能性‐主に双極スペクトラム双極?型・?型のリワークを通して考える』のご講演がありました。愛知県には、山梨県では想像できないくらいの大企業があり、復職を希望されるホワイトワーカー(知的労働者)の相談者も多く、前述した「社会生活リズム表」などを用いた治療プログラムを行っています。先生は多くの大企業の方々へ対応しているためか、分かり易いだけではなく、深いプレゼンテーション(説明)でした。
 
 山梨県は、企業の7割が従業員30名以下の事業所であり、事業所の中でもリワーク(精神科治療の必要な方に対する復職支援)の文化があまり根付いていないと思います。
 意見交換会では、奥山先生を独占し、山梨県の就業支援の思いのたけを受け止めていただきました。今後は、奥山先生の先駆的な実践をお手本とし、はたらきやすい山梨県にしていけるよう努力したいと思います。
 
 講演会を企画・運営された皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました。
 
 これからもはたらき続ける秘訣を見つけていきたいと思います。
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