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久しぶりのプレゼンテーション

執筆 : 山梨県障害福祉課 福本康之|カテゴリ : 県担当者から | 2015年06月30日 fukumoto-yasuyuki

障害福祉課に在籍して通算6年目、「はや」と言った方が良いのか?
山梨県福祉プラザは私にとって、非常になじみがある建物なのだが、
平成23年度にオープンした「山梨県こころの発達総合支援センター」はなぜか縁遠かった。

正確には障害福祉課の出先機関なので、もっと近しい関係なのではと思うのだが、
公務としては初めて行政説明のオファーをいただき、関係機関の皆様への説明会にて、
本県の就労支援施策の現状をお話してきた。

山梨県の障害者就労支援施策は、平成18年度の障害者自立支援法の施行に伴い、
これまでの取り組みが抜本的に変わったことを契機に、
障害福祉サービスとしての就労移行支援事業所の創設、
障害者就業・生活支援センターの全圏域への設置など、矢継ぎ早に施設等の充実が図られた。
また、福祉の世界だけではなく、教育、雇用の関係機関とリンクする
障害者就労支援ネットワークも構築し、全県+各圏域で支援する体制を整えたつもりであった。

また、障害者の企業等への就労についても、数の上では平成26年度実績では過去最高となるなど、
少なくとも「数」の上では過去とは比較できないくらい、大きな進歩があった。
しかし、「数」はともかく、果たして当事者目線で考えた場合、彼らの想いを叶える体制となっているかと考えると疑問符が付く。

前回、就労支援施策を立案した際に、いわゆる「発達障害」をスルーしていたわけではない。
逆に、こうした課題に対応できるよう、人材養成事業などでは力を入れてきたつもりである。
しかし、「発達障害」という言葉がポピュラーになればなるほど、
この課題にきちんと対応できているのか、疑問を感じていた。

障害福祉課を留守にしていた4年間、前半の2年間は人事の担当をしていたので、
逆にこうした方々への支援方策について、いわゆる「雇用主」の視点で実際に課題とぶち当たってきた。
そして、後半の2年間は山梨県という枠を超え、
ALL JAPANの立場で山梨県の立場をやや客観的に眺める機会を得た。

昨年度、再度、障害福祉課に戻ってからは、「中間管理職」という立場で、
担当が行っている業務について、こちらも極めて客観的な立場で見つめてきた。
しかし、どうしても消化不良の感がしてならなかった。

公務ではなく、ここ数年のライフワークとしている、
自閉症をはじめとした発達障害の理解啓発の取り組みの中で企画したシンポジウム・・・
地域生活のために大切な「就労」をテーマに、全国でもトップランナーの取り組みをしている、
自治体のトップにプレゼンテーションしていただく機会を得た。

一つは、自治体のミッションとして障害者就労に数値目標を設定し、
自治体内のあらゆる資源を用い、また新たな資源を創り出す中で就労の場を確保しようとするもの。
もう一つは、当事者の居場所づくり、すなわちファームを就労支援のシステムに取り入れることで、
再チャレンジを促進し、就労に結び付けようというもの。

それぞれの自治体トップのビジョンにはある一つの共通項がある。

あきらめないこと。挑戦し続けること。

双方の事例とも福祉の世界だけではなく、あらゆる関係機関との連携により、
一つの目標、すなわち就労の実現について手をこまねくことなく挑戦し続けている。

私たちの障害福祉課の施策も、どちらかというと福祉的就労、それも工賃の向上とか
障害福祉サービス領域での質の向上を狙うものが多いのだが、
国の施策に基づくというより、双方の事例とも自治体の創意工夫により、課題解決を図ろうとしている。

前回の私たちの取り組みはどちらかというと、国の施策に基づくという考え方より、
国の施策ではカバーできない、制度の隙間部分をどうしようかという課題意識に基づいて設計された。
こうした課題解決への切り口、スィートスポットにはまるものを企画することは大変なのかもしれないけれど、
敢えていうなら、こうした課題解決への取り組みを疎かにすることは、マウンドから逃げようとすることかと私自身は考える。

これまでの取り組みを検証する中で、どこに課題解決への糸口があり、
具体的にどうすれば現状の打開が図れるのか?

正直なところ、落ちている部分はたくさんあるかと思うし、
実際にこのブログを読んでいる方には、こうした方が良い・・・というご意見をお持ちの方もいらっしゃるだろう。
こうした声をきちんと受けとめていくことが、何よりも大切なことだと思うし、
県の担当者が机上論で考える施策より、はるかに実現可能性は高いと思う。

そして、一番大切なことに、どうすれば持続可能なシステムとしていくことができるか・・・
という視点を忘れてはならない。

今日の説明ではもしかすると「かちん」ときた方もいるかもしれない。
この「かちん」をどうすれば「鉄板」の施策としていくことができるのか、
この際、皆様に真意を問うていきたいと思う。

そして、言葉が先行し、具体の施策が着いてこない、「発達障害」という課題について、
是非、皆さんご自身が感じている、または考えている解決策をご教示いただけるとありがたい。

 

遅くなりましたが・・・今年度もどうかよろしくお願いします

執筆 : 山梨県障害福祉課 福本康之|カテゴリ : 県担当者から | 2015年04月14日 fukumoto-yasuyuki

桜の季節もあっという間に過ぎ、しかし、寒の戻りが身に沁みる・・・
毎年のこととはいえ、4月って少しセンチメンタルになる季節ですね。

さて、わが山梨県障害福祉課でも定期人事異動があり、
昨年度まで就労支援担当をしておりました斉藤が転出し、新たなメンバーが加わりました。
当分の間、私、福本が就労支援の担当として役不足を承知で業務を担当いたします。
どうかよろしくお願いします。

久しぶりに実務を担当するようになって、まず最初に気が付いたのは就労支援にかかわる
各関係機関の担当者がいかにお顔見知りになれるかということ。
障害者就業・生活支援センターでも新たなご担当者が県庁に来られたところですが、
緊張の面持ちながら、「頑張るぞ!」という強い意欲が私にも感じられました。

以前にもブログに記したとおり、4月4日の土曜日、「世界自閉症啓発デー2015」のシンポジウムに登壇し、
発達に障害がある方などの就労支援に意欲的な取り組みをされている、
兵庫県神戸市長様、岡山県総社市長様をはじめ、ゲストをお招きしてプレゼンテーションをしていただきました。
当日までほぼ打合せなし、ぶっつけ本番という状況でしたが、
拙い司会者の無茶ぶりにも、両市長様からは極めてポジティブな想いを語っていただいたところです。

キーワードは「あきらめない」

皆様が一番お感じになられているかと思いますが、はたらく場を探す、はたらき続ける、
そんなに簡単なことではありません。
これは障害の有無に関係なく、すべてのはたらく人に言えることかと思います。
しかし、「難しい」とか「できない」というネガティブな発想を持ち続けている限り、
状況の打開は難しいと思います。

あえて難しいと思われる課題にチャレンジし、具体的な成果を出していく・・・
難しいからこそやりがいもあるし、成果が上がった時の喜びはひとしお。

それも、すべてのはたらきたいと願う皆様のために何ができるのか、何をしていくのか・・・
今年は私自身もあえて難しい・・・と思われることに改めてチャレンジをする決心を固めました。

うまくいくかどうかはともかく、今だからこそ、チャレンジできることに果敢に取り組んでいく・・・
決してあきらめない、決して逃げない・・・

しかし、大きな課題をクリアしていくためには、私一人だけでは何も生まれません。

今こそ、皆様とともに「お顔見知り」の関係を築きながら、
山梨の就労支援を盛り上げていくチャンスかと思います。

どうか皆様のご支援とご協力を賜れば、幸いに存じます。
 

世界自閉症啓発デー2015シンポジウムのお知らせ

執筆 : 山梨県障害福祉課 福本康之|カテゴリ : 県担当者から | 2014年12月26日 fukumoto-yasuyuki

皆様大変ご無沙汰をしております。山梨県障害福祉課 福本です。
このブログにおいて何度も記載しておりますが、
就労支援の分野において、発達に障害がある方への対応が喫緊の課題となっております。

このような課題に対応していくことを目的に、国・都道府県・市町村において、
様々な施策を通じて、彼らが「暮らしやすい」社会の実現に向けて頑張っているところですが、
毎年4月2日に国連で定められた「世界自閉症啓発デー」の関連事業として、
来る、4月4日(土)にシンポジウムが開催されます。

実は福本自身、この世界自閉症啓発デー日本実行委員会に3年前から参画しておりますが、
今回のシンポジウムでは、「はたらく」ことをテーマに、
市町村の首長さまに直接、想いを語っていただく企画を練っております。

当日は、この企画の担当者として、私も進行役を務めさせていただく予定ですが、
取り急ぎ、皆様にこの企画をお知らせします。

◇日時 平成27年4月4日(土)10:00から16:00
◇場所 新霞が関ビル・灘尾ホール

詳しくは、世界自閉症啓発デー2015実行委員会のHPをご覧ください。
 

視覚に障害がある方への就労支援施策について

執筆 : 山梨県障害福祉課 福本康之|カテゴリ : 県担当者から | 2014年10月09日 fukumoto-yasuyuki

大変ご無沙汰しております。山梨県障害福祉課 福本です。
季節もすっかり秋らしくなってきましたね。

ここ最近、いわゆる「中間管理職」業に専念し、なかなか現場に出ることができないのが悩み。
そんななか、久しぶりに障害がある方の就労支援に係る施策の現状について、
行政説明させていただく機会を得ました。

山梨県の障害者就労支援施策は当たり前のことですが、全ての障害種別を対象としています。
しかし、視覚に障害がある方への支援について県の担当者としては殆ど関与していませんでした。

視覚に障害がある方はおおざっぱに言うと山梨県内で約二千数百人いらっしゃいますが、
ここ最近、障害者手帳発行数は減少傾向にあります。
しかし、先天的に視覚に障害がある方の支援だけではなく、
中途で視覚に障害を持つこととなった方、弱視の方への支援がクローズアップされています。

端的に言うなら、現在仕事をされている方の場合、どうすれば離職せず、就労を継続していくことができるか、
視覚に障害があると分かった際、どのようにすれば就労支援の関係機関につなぐことができるか、

分野的に言うなら、医療と福祉と雇用の連携軸をどうしていくかがポイントになるかと思います。

このたび、山梨県視覚障害を考える会では、「山梨県における視覚障害者の福祉資源と就労について」をテーマに
学習会を開催することとなりました。

◇日時:平成26年10月12日(日)9:30から12:30
◇会場:〒400-0031 山梨県甲府市丸の内2丁目9-28 勤医協駅前ビル5階大会議室
http://mayeyeclinic.sharepoint.com/Pages/default.aspx

いつも突然にご案内を出して申し訳ありません。
もし、ご関心のある方がいらっしゃいましたら、ご来場いただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
 

こころといのちを守る地域づくり 一人ひとりにできること

執筆 : 山梨県障害福祉課 福本康之|カテゴリ : 県担当者から | 2014年08月29日 fukumoto-yasuyuki


早いもので来週から9月。すっかり気候も秋めいてきましたが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか?
そういう私は夏の終わりを感じつつ少しセンチメンタルな気分になっています。

このブログは山梨県主催のイベントを掲載するページでもないのですが、
非常に大切なことなので、キーボードを叩いています。

我が国の自殺者数は、平成10年以降年間3万人前後と高い水準で推移しています。

山梨県においても毎年、大勢の方が尊い命を自ら絶ち、
住所地ベースの人口10万人あたりの自殺者数は全国平均を上回り、
発見地ベースでも平成19年から7年連続で全国ワースト1位と深刻な状況が続いています。

こうしたことについて、どうしても目を向けることは避けてしまいがちですが、
統計数値というデータと片付けるのではなく、この状況は一人一人に真摯に見つめて欲しいと思っています。

どうしたらこの窮状を打開できるのか・・・

以前に障害福祉課に勤務していたとき、この課題について課員みんなでどうすれば良いのか議論をしたことを覚えています。
しかし、残念ながら状況は変わっておりません。

9月4日の木曜日、山梨県では自殺予防推進大会を甲府市の総合市民会館で開催します。

大会では、自殺を個人の問題ではなく、社会の問題と捉え、
誰もが生きやすい社会・地域をつくるにはどうしたらよいのかを考えていきます。

ぜひ、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

詳しくは、こちらのリンクをたどってみてください。
http://www.pref.yamanashi.jp/shogai-fks/j-taisaku/j-taikai.html

◇日 時  平成26年9月4日(木) 午後1時30分から4時00分
◇会 場  甲府市総合市民会館 芸術ホール(甲府市青沼3?5?44)
◇テーマ  「こころといのちを守る地域づくり 一人ひとりにできること 」
◇内 容  ○講演 『 地域における自殺対策 地域における自殺対策 』
       講師 大塚耕太郎氏(岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座 特命教授)
       ○県内民間団体の活動紹介等
◇主 催  山梨県、山梨県いのちのセーフティネット連絡協議会、いのちを守る山梨県民運動推進会議

最後までお読みいただきありがとうございました。
 

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